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2012年07月01日

豚ばら肉のインボルティーニ

前回の
ゴーヤーパスタを作った日(27日(水)研究クラス)
のもう一皿です。
こちらも、完全なラッコルタのオリジナルです。



  豚ばらは、肉と脂が交互に層を作っている様子から
 「三枚肉」とも言うことはご存知と思いますが、
  肉と脂が混ざり合った状態が、甘みがありイタリアンでも珍重される部位ではあります。

  豚ばら肉の塩漬け=パンチェッタ
  本来、パンチャ=腹 パンチェッタ=でっぷりした腹 を言います。
  ベーコンは更にスモーク加工を施した物で パンチェッタ アッフミカータとなります。

  さて、それにしても・・・この日手にした「ばら肉」は脂の層が半端ではなく
  一目見て「えっ!」と思ってしまうほど白い部分が多かったのですガ-ン

  中には「脂身は苦手」とおっしゃる方もおいでです。
  しからばこの脂を調理の途中でどうやって燃焼させるか・・・

  私自身、内心少々穏やかではなかったのですが(何食わぬ顔で)
  前もって作ったレシピに則って
  下処理した2種のキノコをきっちり肉に巻き込み、
  それを、熱した直火焼きトレーに乗せました。

  直ちに勢いよく炎炎が上がり、皆さんも「ウワー!」と。
  けれど、炎はまったく衰えず(ひょっとして私、墨作っている?)
  との考えが一瞬過りました。
  しかし、トレー自体の構造もあり、心配するような黒こげにはならず
  胸をなでおろします。、
  周りだけにきれいな焦げ目がつき、余分な脂は燃やされとてもよい状態です。

  それをフライパンに移し、赤ワインでフランベし、その後2度の工程を経て
  蒸し焼きを完成し、残りの焼き汁で特製バルサミコソースを作りました。

  写真は、5名全員の作品です。

豚ばら肉のインボルティーニ
豚ばら肉のインボルティーニ









豚ばら肉のインボルティーニ


豚ばら肉のインボルティーニ
豚ばら肉のインボルティーニ









  食べての感想まとめ :
   脂がまったく気にならず、肉も甘くトロリとしてとても美味しい。
   バルサミコの酸味が肉をさっぱりさせる。
   中に包んだキノコの旨みがなんとも言えない。
   脂肉がレストランの料理なみに変身した。
   始めに見た肉とは別物みたい。

  というわけで
  あっという間に全員完食しました。
  あ~よかった。メデタシ・・メデタシ・・


  ちなみに・・・使っている皿は
  イタリアの有名ブランド「ジノリ」製です。
  フィレンツェの本店で、私が求めたものです。
  この図柄は確か期間限定で日本には入っていないハズ。

  上品な可愛い図柄に癒されます。


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Posted by Viva Raccolta ! ! at 00:45│Comments(0)教室情報
 
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