ラッコルタ・イタリア料理工房

僕、正真正銘のパリ生まれのパリジャン転じてパリニャンです。

始めまして、コマです。僕はラッコルタの一員というか家族です。
１３年前、今は東京在住のここの家の長女のトーコ姉ちゃんがパリに住んでいた時、知り合いの家で生まれて「コマ」という名前をもらいました。そしてトーコの１人暮らしのパリの小さな家（アパート）に貰われたのです。
名前がアランとかジャンとかフランスっぽくないのは、生まれた家が韓国人のお宅だったからだそうです。

その後３年経って、トーコが日本に帰る時「絶対に別れられない」ということで、飛行機の座席の下に乗せられて（国際便は一つの便に一匹なら客室に乗るのが許可される）東京のお家に来たのです。あの時の飛行機代は４万円位だった・・・重さできまるし・・・と、いまだにここの家のママが時々言います。そんなこと僕の知ったことではない。

東京に来て思ったこと。

１．人間がみんな違う鳴き方をする。フランス語でなぜ鳴かないか？それに、この家にはもっと変な鳴き方（イタリア語）をする人達がよく来る。ニャアと一言で通じないのは不便だなあ。

２．日本で、オカカ（鰹節）というものを始めて舐めた時考えた。「こんな旨いものがあるなんて世界は広い。可哀想な僕の兄弟達にも舐めさせてやりたかった。僕はなんて幸運な猫だろう。」（その１終り）