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2013年05月08日

遠足の小学生に感銘を受けた!!

前回のブログで
石神井公園駅から電車に乗った話を書きましたが
その車中でのこと。


      電車が駅に入ってきた時
      先頭車両から5両くらいはガラガラに空いていました。
      「良かった、座って行けるピース」と思ったのです。
      ところが、電車が止まって、目の前で開いたドアから一歩入ってちょっとガックリダウン

      そこには遠足帰りの小学生(3、4年生くらい)がいっぱい乗っていました。
      子供の団体さんはとにかくうるさく行儀が悪い・・・が相場です。
      疲れて寝ている子も目立ちます眠る

      「やれやれ」と思った次の瞬間、いっせいに3,4人の男の子が席を立ちました。
      「どうぞ座ってください。」
      日焼けした顔に目がきらきらしています。
      「まあ、ありがとう!」

      次の駅でも、乗客が乗ってくると(乗客の年令に関係なく)
      必ず何人かが席を立ちます。
      学校の躾けが良い? と思いました。

      「どこに行ったの?」隣の子に聞いてみました。
      「日和田山」とのこと。
      「その山ならおばさんも中学生の頃登ったことあるよ。」
      「ふ~ん」
       学校を聞こうと思ったら、引率の先生が「次の駅で降りるよ!支度しなさい

      そして、3人の先生が手分けして寝ている子供を「降りるよ、起きなさい」と
      肩をやさしく揺すって起こしてまわりはじめました。

      やがて「小竹向原駅」に電車が入っていった時
      なんと・・・先生達全員が、乗っていた乗客一人一人に頭を下げて
      「お騒がせしました。ありがとう御座いました!」と挨拶するではありませんか。

ドアが閉まって電車が発車した時
車内にはすがすがしい空気が残りました。


      そこでつくづく思いました。
      公共の場でのマナー、他人に対する思いやり
      先生自らが子供達に手本を示すことの重要性・・・・・
      このような教育を実践できている現場が、現在の日本にどれだけあるでしょうか。


             わが校にいじめはありません!と言い放つ校長。
             自殺した生徒の遺書をひた隠しする学校。
             責任逃れしか考えていない関係者。
             これらの手合いに、この日の車内の出来事を見せてやりたい。



      おそらくこの小学校では日頃、あらゆる場面で
      校長先生を中心に「まずは先生達がやってみせる
      ということを徹底して実践しているのではないでしょうか。

      
      遠足(校外授業)に行くについても
        何を学ばせるのか・・・知識だけでなく、実際の経験をどのように生かすか・・・
        先生の立場、児童の立場からの事前の準備・・・
        このような教育がきっとなされたに違いありません。

      忘れてならないのは、車内での行動のすべてが強制ではなかったということです。
      すべてが自主的に動いていたからこそ心を動かされたのです。

      孫や子供がいれば、この小学校に通わせたい・・・
      居合わせた人達が皆このように感じたに違いありません。

      車中で、わずかの間の出来事でしたけれど、私には何時間にも匹敵する
      貴重なそして感銘を受けた10分間でした。
      あの子供達の素直な明るい表情を思い浮かべる時、私の心に安堵感が広がります。

      小学校の名前を聞きそびれたのが心残りです。
 

 遠足の小学生に感銘を受けた!!   
         長女の家の居間にあった花です。      





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Posted by Viva Raccolta ! ! at 22:30│Comments(0)日常の出来事
 
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