2013年05月02日
1年が過ぎました。
昨年5月2日に夫が旅立ってから
1年が過ぎました。
一周忌の法要は、先週の土曜日(27日)に
東京池袋のゆかりのお寺で
親族ならびに、深いご縁をいただいた皆様にお集まりいただき執り行いました。
1年が過ぎました。
一周忌の法要は、先週の土曜日(27日)に
東京池袋のゆかりのお寺で
親族ならびに、深いご縁をいただいた皆様にお集まりいただき執り行いました。
翌日には娘二人と八王子の墓所にお参りし
長女心づくしのお弁当を思い出話をしながらいただきました。
折りしも、この日は晴天で、日焼けを気にしながらのランチタイムでした。
霊園は新緑に囲まれ
山の上からの見晴らしも気持よく絶好の墓参り日和ではありました。
写真は、霊園の参道の登り口の藤の花です。
満開の盛りをちょっと過ぎたところで散りかけている房も見受けられます。
ただ、太陽の光がやたら眩しく、デジカメの画面がまったく認識できなかったので
思ったようには撮影できませんでした。
・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・
さて本日、自宅にて静かに迎えた一周忌
上等のお茶とお水、そしてお供えしたのは
羽田空港から買って帰った「PAULポール」のパンです。
PAULは、1889年創業のパリで大変有名なパン屋さんです。
現在、諸外国にも店舗を広げ、日本でも東京と大阪に複数店舗
ごく限られた地方都市に各1店舗があるようです。
輸入規制のある生鮮食品(卵やサンドウィッチの具材)以外は
すべてフランスと同じ専用の材料を使い、製法も同じで
限りなくパリに近い味を伝えていると言われています。
♪ 今回、買って帰った「PAULポール」のパン。
今日、このパンをお供えしたのにはちょっとしたエピソードがあります。
50年前、父が1年間のパリ生活に別れを告げ帰国する時の話です。
母親から届いた手紙に
「お土産のお願いです。本場パリのパンを食べてみたいから固くなってもいいから
パンを沢山買ってきて・・・」と書いてあったそうです。
どんなに父が当惑したかは容易に想像できます。
今と違い、便利な包装用具や運ぶためのバッグなど無かったはず。
帰国を控えて忙しい中をパン買いに走らなければならない。
せっかくだからできるだけ鮮度と形を保ちたい。
思いはあってもぶきっちょな父のこと・・・・・
結局、大きな手かごの中にパンを入れて「機内持ち込み」で帰国したことを
覚えています。
いろいろ聞かれて恥ずかしかったと言っていました。
これらの一連のことが走馬灯のように私の頭をよぎりました。
「今はパリから買って来なくても、日本で焼きたてのパリのパンが買えるのよ。」
と仏壇に向かって報告する私。
「へえ~そうなのかい吃驚だな~、あの時俺は苦労したっけ。」
父の声が聞こえた気がしました。
傍らで、嬉しそうな母親。
ウワッハッハ~と豪快に笑う夫。
私の2年目がスタートしました
♪ 前回(1月)に買って帰った「PAULポール」のパン。
ちなみに、売り場は羽田空港第2ターミナル(ANA側)2Fです。
お探しになる時は、案内にお聞きになるのが一番確実です。
Posted by Viva Raccolta ! ! at 22:53│Comments(0)
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