2011年12月11日
パルマハムを使ったレシピ考案のお仕事
キッチンライフ・料理教室ナビ(ユニバース株式会社)様から
「パルマハムを使ったレシピを考案しませんか」との
お話をいただきました。
「パルマハムを使ったレシピを考案しませんか」との
お話をいただきました。
使用する食材「パルマハム」はイタリアの生ハムの中で、極めて上質なハムで、パルマでのみ作られる特別の製品です。
・・・・・イタリア語でハムはプロシュット。ハムと言ってしまうと何かしっくりしないので、ここではプロシュットと書かせていただきます・・・・・
イタリア各地のリストランテでも、グレードの高いお店に行かないと置いていません。
メニューにも「パルマのプロシュット」と明記してあり、高価です。
今回、レシピ考案にあたっての使用食材は、教室ナビ様からご提供いただきました。
私は、このパルマには2回に渡って約一ヶ月間滞在しました。
ミラノより南、フィレンツェより北に位置します。
イタリアの中でも
パルマの人々はリッチで
プライドが高いことで有名です。
音楽レベルも高く
またサッカーチームもあります。
中田がプレーしていたのを
覚えている方もあるでしょう。
かの有名な世界最高のチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」もパルマでしか作られません。
これについてはいずれその内ブログUPしましょう。
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さて本題のレシピ考案ですが、問題が一つ。
このプロシュットは、火を通すこともないわけではありませんが、ほとんどの場合「薄く切ったものをそのまま食べる」のです。何も手を加えないのが最高のレシピです。
常温の状態(・・・冷蔵庫から出したては美味しくない・・・)で、薄切り片を口に入れたとき、舌の上で(体温で)ほのかに溶け出す脂の香りが絶妙なのです。
さて・・・どうしようか。
そこでひらめいたのがハーブとのコラボレーションです。
沖縄はこれから5月までの間がハーブの最盛期です。
最近、糸満のハーブ農園「Breez Land」のGさんが当会員になられたことで
ラッコルタは多大な恩恵をいただいています
12月2日(金)のクラスで「ひらめきレシピ二種類」を取り上げることになりました。
その1
♪金髪娘はプロシュットがお好き
玉子に、フィヌゼルブ(イタリアンパセリ・シブレット・エストラゴン・セルフィーユ)を混ぜて薄焼きし
金糸玉子の要領で細くきざみます。
これを金髪に見立てました。
原書に金糸玉子を「金髪巻き毛」と書いてあるのを読んだことがあります。
フィヌゼルブ(仏)は玉子料理のハーブとも言われます。
口の中で、ふわ~と広がるハーブの香りがプロシュットの個性を引き立て、とてもお洒落な一皿になりました
その2
♪ナポリ揚げピッツァとプロシュット、ダンデライオン添え
ダンデライオンは西洋タンポポです。
ピッツァ生地にはジャガイモが入ります。
温かいピッツァの上に乗せたプロシュットの脂が、ほんのり香りを放ってとても美味しいです。
塗ってあるトマトソースは、イタリアンパセリとニンニクを入れて煮込んであります。
ダンデライオンのほろ苦さがよく合いました。
この日の教室は私を入れて4名だったのですが、皆さん初体験の「パルマプロシュット」にすっかり魅了されておいででした。
キッチンライフ様には「金髪娘は・・・・」の方を、詳しいレシピを添えて提出しました。
Gさん 新鮮なハーブをたくさんご提供いただき本当にありがとうございました。
Posted by Viva Raccolta ! ! at 00:33│Comments(0)
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