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2010年05月08日

ウイキョウを食べたことありますか?

「茴香(ウイキョウ)=フローレンス・フェンネル(英)=フィノッキオ(伊)」

今帰仁から月2回
ラッコルタに通ってくださっているUさんから 
ご主人が丹精された
ウイキョウをいただきました。
 
ウイキョウを食べたことありますか?


根元の球状部分が少し小さめですが
畑から採り立てのみずみずしさと香りのよさは
イタリアの香りそのままです。
イタリアではポピュラーな野菜で「サラダ、焼き物、煮物、パスタ」その他様々な料理に登場します。

ウイキョウを食べたことありますか?ウイキョウを食べたことありますか?







今日はグラタンにしました。
フィレンツェのリストランテで修行中、お昼の「まかない」で、師匠が私のために作ってくださった料理です。

ウイキョウを食べたことありますか? ウイキョウを食べたことありますか?






 
皆さん、よく「イーチョーバ(沖縄)=イノンド(スペイン)=ディル(英)」とウイキョウを
混同されています。
ネットで検索してみるとイーチョーバはウイキョウであるとあちこちに書いてありました。
日本人にとっては馴染みが薄い野菜だし、姿、香りが酷似しているので混乱するのも無理からぬこと。
ただ、フェンネルも球根を作らないコモン・フェンネルがあってこれがイーチョーバであるとの節もありますので、私自身もまだ一部混乱状態です。
でも、種の形は明らかに違うので(香りは似ている)別物と思います。
次回のブログで、種の写真を掲載しましょう。


今日の他のメニューは
カリカリ鶏肉香ばしくてビールに合いそうです。
唐揚げみたいですが、調理も味も別物です。

ウイキョウを食べたことありますか?


馬車引きふうフェデリーニ
この名前がついたパスタは結構見かけますが、レシピは一律ではありません。
御者は、馬車の上でたずなを引いてさえいれば、後はお馬さんが運んでくれて
楽チン!! といったようなニュアンスのようです。ウイキョウを食べたことありますか?
要は、楽に作れるヨ!ということです。

私の「馬車引きふう」は自家製のパン粉を使
った珍しいものです。
皆さん作る前は
「えーっつ!パン粉がソースになるなんて
意味が分からない」
と言っておいででした。

「食べてみて驚くなよ~~」といったところ。
「ウッソー! 美味しい。お代わり!」びっくり!
 
フェデリーニとはゆで時間6分の細いスパゲッティの名前です。



Posted by Viva Raccolta ! ! at 02:48│Comments(9)食材&教室報告
この記事へのコメント
 本日もおいしい料理とおいしい話で盛り上がった教室、

 フェンネルからオフェーリアにとばしてしまいましたが、事実は下記の通りでした。

・柳:見捨てられた愛
・いらくさ:苦悩
・ひな菊:無垢
・パンジー:愛の虚しさ
・スミレ(首輪にしている):誠実と純潔と夭折
・ケシ:死、

どこにもフェンネルなんて出てきません・・でした(-_-;)
どこでどう取り違えたかは・・40数年前の検証・・・できそうもありません・・
お許しあれ・・。

 40数年前に、「気のふれたオフェーリアが花を摘みながら・・身投げをする」、摘んだ花のいわれや「よござんすか、お嬢さんがた、人生は儚く短い・・・」と当時85才の教授が講義して下さったこと・・など久しぶりに思い出しております。

おいしい料理を作っていただくことも楽しいですが、楽しい会話がよりお料理をおいしくさせる・・ラッコルタはそんな教室ですね。

私をこの教室へ誘ってくれて、宮古へ転勤した Yちゃん~早く帰ってこー
Posted by おばちゃんことkamiun・・・ at 2010年05月09日 00:14
Viva Raccolta ! ! さん 今晩は

イーチョーバーではないんですか、何かわかったような分からないような ?

それにしてもいつも、生唾飲んでいます。
Posted by ダンバタのBDダンバタのBD at 2010年05月09日 22:38
kamiun・・・様

今日一日次々やることが出てきて、PCの前に落ち着けませんでした。

ちょっとしたことから会話が「思いがけない方に」飛び回り楽しいですね。

オフィーリアを描いた絵画はたくさんあって、中でも有名なのは
ジョン・エヴァレット・ミレイ(ミレー) John Everett Millais:ラファエル前派を代表するイギリスの画家・・・の作品のようです。

ネット検索をしてごらんになるとよいでしょう。
いろいろな情報が出てきます。

この絵を描いた時のエピソード「恋人に、古着屋で買ってきた服を着せて、バスタブに湯を張った中に横たえて、それを見て書いた。そのおかげで彼女は病気にかかった・・・」なんていうのもありました。

この情報だって、貴女が素敵な勘違いをしなければ触れることの無い話です。
ゆんたくバンザイ! 素敵な仲間バンザイ!!
Posted by Viva Raccolta ! !Viva Raccolta ! ! at 2010年05月10日 01:44
ダンバタのBD様

ご訪問とコメントをありがとうございます。

私自身もいまひとつすっきりしないので、葉の様子、種の形など、証明できる範囲でより深く調べたいと思っています。

フェンネルとディルの違いははっきりしているのですが、イーチョーバとなると本土の人間は全く分からないし、逆に、沖縄の人達は「これがイーチョーバだよ」とはお分かりですが、西洋式にはどれと一緒かの説明が付き難い・・・

以前、ご近所の方からうかがった話では「イーチョーバーと思って植えていたら、根っ子が白く膨らんで、病気に違いないと思って捨てた・・・」ということがあったとか。

もう少しお時間をください。
分かったことから報告ブログを出しましょ~ね~

ダンバタ様のブログは毎日楽しませていただいています。
Posted by Viva Raccolta ! !Viva Raccolta ! ! at 2010年05月10日 02:00
私もイーチョーバーはウィキョとおもっていました。
イーチョーバーの株が大きくならないのは若い所為だとばかり思っていました。
それもその筈です。
イーチョーバーの匂いが駄目で、その上栽培しているのもあまり見かけませんでしたから。
ブラジルで初めてウィキョのを見て、イーチョーバーの茎ってこんなに大きくなるのかと思いました。

ブラジルではエルバドーセといい、私も少しづつ食べ始め、帰国時には大好きな野菜になっていました。
今でもどこかにあればと、道の駅などで、探している自分に気づくこともあります。
Posted by ガチマイおばさんガチマイおばさん at 2010年05月11日 23:36
ガチマイ様

こんにちは。
昨日、教室の生徒さんのお一人が生産者の方にお聞きくださった話だと
イーチョーバは、フェンネルともディルとも違う・・・とのこと。

私としては「種」の実物を並べて納得したいと思っています。
生徒さんにも、また、私の友人の農家さんにも「種を下さい」とお願いしているところです。

ここまでのいきさつを、ブログUPしたいのですが、なぜかメチャクチャに雑事が立て込み、他にもブログねたを複数かかえて「マンマ ミーア!」状態です。

種を扱っている商店に立ち寄る時間もありません。
Posted by Viva Raccolta ! !Viva Raccolta ! ! at 2010年05月13日 15:19
こんばんは

中々イーチョーバーの件落着しませんね・・・。

私の方はフェンネルとオフェーリアの件、確かめてみたく・・・・
アマゾンで古本を取り寄せたら、本日届きました。

数十年ぶりの英語本、オフェーリアの名前が出てくる箇所を辿ってみると第4幕第5場に、とうとうフェンネルが出てきました。

(オフェーリアが兄に向かって)
 これがまんねんろう(ローズマリー)あたしを忘れないように・・・ね、お願い、いつまでも・・・・お次が三色スミレ、ものを思えと言う意味。

(王に向かって)
 あなたにはおべっかのウイキョウ(フェンネル)、それから、いやらしいオダマキ草。

(妃に向かって)
 あなたには昔を悔いるヘンルーダ(ルー)・・・中略・・
 ひな菊があるわ。でもあなたには忠実なスミレをあげたかった。・・・

教え子が40数年ぶりに思い出しているなんて、藤井先生(英文学の教授)も、きっと草葉の陰でお喜びだ・・・。

私の暴走はこれでおしまい。

種子、先生がよく行かれる市場の斜め向かいにある双葉種苗店にあるかもしれない・・。明日私、確認の電話いれてみます。
Posted by kamiun・・・ at 2010年05月14日 01:29
kamiun様

素晴らしい!!

とても素敵です。シェークスピアも貴女さまも。
明日、私もかりゆし市場に行く予定なので直接寄ってみたいと思っています。

話は変わりますが「カレカのお皿」は、身近に置いて見ていると益々、愛着がわいてきました。

ありがとうございました。
Posted by Viva Raccolta ! !Viva Raccolta ! ! at 2010年05月14日 23:17
追伸:ハムレットの和訳につきましては、福田恆存さん(懐かしい・・)の訳です。確認のため日本語版を購入しました。

残念ながらですが、まじめに勉強してませんでした・・・。
Posted by kamiun・・・ at 2010年05月15日 16:59
 
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