美味しいグリッシーニが食べたくなって
今日の教室で作ることにしました。
スティック状にカリッと軽く香ばしく焼かれたグリッシーニ
その誕生については
以下のような言い伝えがあります。
♪ 北イタリア・ピエモンテ州 トリノ
1600年後半、トリノを治めていたサボイア家でのこと。
この家の息子(後のヴィットーリオ・アメデオ2世)はとても病弱で食が細く
そのことが母親の心配の種でした。
ある日、そのことを宮廷医に相談したところ
まずは食生活の改善が重要・・・との指示があり
それを受けて宮廷付きのパン職人が「消化がよく食べやすいパン=グリッシーニ」を考案しました。
それが今に伝えられ、世界中に広まった・・・というわけです。
トリノの街には専門店があり、なかには「折らないで持って帰るのが大変」そうな
本当に長~いグリッシーニを焼いて売っている店があるそうです。
♪ 歴史や意味を楽しく理解してから・・・さあ始めましょうネ
ベテランのM.Y.さん さすがに手つきが素晴らしい!
♪ トレーに並べてオーブンに
♪ 焼きあがったグリッシーニはコップに
今日の
パスタはカンパーニャ州の “チーズと玉子のショートパスタ”
野菜料理はカラブリア州の “いっぱいに詰まったナス”
いずれも、地方伝統料理の専門書からの翻訳レシピです。
「パスタ美味し~い!!
パルミジャーノ・レッジャーノなしでこの味は出せま
せんね。このチーズは沖縄ではなかなか売ってい
ないし高すぎて・・・
いつも先生惜しげなくたっぷり使うので・・・
嬉しいけれど良いのかなあ~って」
はいはい、勿論お高いですけれど多少は手頃な値段で買えるルートもあります。
皆さんにもお好みのカットでお分けしましょうね。
「嬉しい!」「新しいうちに食べましょうね。大切にしすぎて冷蔵庫で古くしたらダメよ」
「ハ~イ」
「いつも思うけれど、野菜だけでこれだけの旨味が出せるなんてイタリア料理の奥深さにいつも驚きますね。今日のも主材料はナスとトマトですよね」
今日も、笑顔いっぱい・・おしゃべりいっぱい・・お腹いっぱい・・で教室が終わりました。