帰還!
とはちょっと大げさな言い様ですが
何と・・・
最も吹雪いている最中に出歩き
あまりにもサバイバルな思いをしたもので・・・・
11日 羽田行き・・・雪の富士山が印象的な晴天でした。
12日 夜は大切なディナーの席に出席。
13日 昼は晴天で、暖かく穏やかな墓参り日和でした。
夜は、亡夫の大親友(ドイツリートの権威の方)と夕食をご一緒し
真夜中に、長女の夫のライブに出かけて羽目をはずしました。
さて・・・明け方、目を覚ますと激しい雨音が・・・
そのままびしょびしょと雨の朝を迎え朝食中に雪に変わりました。
ただし、ちらちら舞うような雪ではなく、水分を含んだ大粒?の雪が吹き付けるように降っています。
下の写真は、ぱっと見では分りませんが、白く糸のように見えるのが雪です。
刺す様に降ってくるので冷たいを通り越して痛いです。
この日は、初台にあるリハビリセンター病院に叔母を見舞い、その後長女の夫の関係で招待を受けていた「石見(いわみ)神楽」の東京公演を渋谷駅近くのホールに見に行くことになっていました。
外はあっという間に雪が積もり、降り止むどころか益々激しくなり移動はかなり困難。
こんな日に出歩く馬鹿はどこに居る?という感じ。タクシーなど呼んだって来ません。
まして私は前期高齢者で、背骨の骨折の治療中、膝関節にも多少の問題あり・・・と
とんでもない状況。
「止めるべき」という娘夫婦の助言を物ともせず「私は行くぞ」と、長靴を借り、杖をしっかり握りしめて長女と共に出かけました。娘の夫とは現地集合ということになりました。
「子供の言うことを聞かない親」は手の施しようがありません。(自分で言うな)
まあ長年の東京暮らしで、都会の大雪がどういうことになるかの予想はついています。
コンクリートの上の雪は滑りやすく、坂道、階段は最悪です。
上からドサッと雪の塊が落ちてもきます。
家から出たばかりの路地で、早速、クロネコのトラックが、坂道を止まれずに正面の建物に突っ込み、
道を塞いでいるのに出くわしました。
皮のブーツは滑りやすく、若い女性があちこちで転ぶ姿が・・・
ピンヒールで歩いているとんでもないのも一人や二人ではありません。
初台の病院までは、渋谷駅前からバスかタクシーで普通なら30分弱で行けます。
ところが吹雪の中20分立ちつくしても、人の行列が伸びるだけで車は来ない。
下の写真は、渋谷駅前バスターミナル。止まっているのは全く別方向行きのバス。
そこに従兄弟から電話が入り
「病院の近所は人通りがなく、雪が積もって歩けない。あきらめるべき。」とのこと。
「我々も前期高齢者なんだから先ずは我が身が大事だよ。」とも。
そこで叔母の見舞いはあきらめて、目と鼻の先のホールに行くことになりました。
が・・・ここからが超サバイバルでした。
渋谷駅周辺は坂道が多いことで知られています。
とにかく時間をかけて、道を選んで(坂道と階段を避けて遠回りをして)転ばないように歩いた結果、なんとか無事に開演前にホールにたどり着きました。
帰りは、奇跡的にタクシーが通りかかり娘夫婦と共に帰宅できました。
無事で良かった!
「石見(いわみ)神楽公演」の報告は次回のブログで。
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下は、16日羽田に向かうリムジンの中から撮影した郊外の様子です。